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蔵元が語る、純米大吟醸【幻】赤箱
昔と云っても昭和二十年代まで皇室新年の御用酒と云う制度がありました。
それは全国品評会で第一位から第三位に入賞した酒屋が、そのお酒を一升瓶二本に入れ絹の布でつつみ、桐の箱に入れて皇室に献上できるというものでした。
そのお酒は皇室で正月の神事に御神酒として使われるのであります。酒屋にとってこれほど栄誉なことはございません。
そのため酒屋はコストと労力を全くかえり見ずにこの品評会に出品するお酒を造ります。 米は高精白し、粟粒くらいの米の芯だけにして、それにリンゴから採った酵母など当社極秘伝承の技術を駆使して造りました。
これにより、当社は昭和二十三年から二十五年までの三年間、皇室新年御用酒の栄を賜った訳です。それは考えられる限りの資力と労力を投入して、極限をつきつめて造ったお酒です。
その時のお酒を再現して造りましたのがこの「幻」です。
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