ぴこねっと生粋市場 船中八策巻頭言集 ぴこねっと生粋市場のリーダー バッくんです
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ぴこねっとの社長
2005年1月から東京虎の門に事務所を開設し、2005年5月からはそれまでの広島本社を東京に移転もしました。
55歳の2005年に入学した大学院も2006年3月に無事修了。
その研究成果を仕事に活かしています。
[得意な仕事分野]
業務プロセス改善コンサルティング
インターネットマーケティングコンサルティング
経営相談
[趣味]
香道(7年)
歌舞伎観賞(中村勘三郎ファン)
文楽
[好きなもの]
銀河高原ビール
つぶあん・「まんじゅう」「あんぱん」
日本酒「八海山」
[現在の健康状態]
今までの最高血糖値360・現在140〜180
毎週3回はプールでスイミング
朝夜の行水実行

  

第14号テーマ:知識は実践を通して知恵となる

株式会社ぴこねっと
代表取締役 及川秀悟

 先日友人から「凄い経営セミナーがあるから行きなさいよ。」と、講座内容を書いたカラーの立派なパンフレットを頂いた。そのパンフレットには、「経営が成長するポイント10ヶ条」なるものが細々と書いてあり、この経営セミナーに参加すると会社がすぐにでも改善され、成長するような触れ込みの内容でした。
経営者を叱咤激励したような激しい文章は、日々経営に苦心している経営者がすぐ飛びつきたくなるようなもので、受講料は一日五万円という事でした。 友人はこのセミナーに二年間に十回も通っていたのでしたが、今、その友人の会社は経営危機に直面しているのです。

 セミナーの案内や経営談のカセットテープのDMが毎日いろんなところから送られてきます。経営者の自己啓発ものあり、経営のノウハウものあり、新事業の参入ノウハウあり、営業強化、資金繰りの上手なやり方、人材育成等様々です。 経営者のセミナーへの参加動機は、もっと利益の出る経営をしたい、赤字からの脱却を図る方法を見つけたい、現状を打破するために新規事業を立ち上げたい、何か良い情報はないか等、会社の置かれている状況によって経営者の想いはそれぞれであると思いますが、会社を今より良くしたいという事だけは同じではないでしょうか。 特に経営の現状に危機感のある経営者ほど経営セミナーや勉強会に行きたがるといわれます。経営の先行きへの不安や、経営のやり方が良くないのではないだろうかという自信の無さ、経営不振の打開策を見つけなくてはという焦燥感がセミナーへ駆り立てるのでしょう。

本来自分に経営力が有れば、少しぐらいの経営の困難は克服できるのであろうが、なかなかそれも無い。経営セミナーに行く事で一時の安息を得るが、セミナーや勉強会に行って立派なコンサルタントの先生の話や、成功経営者の話を聞いてすぐに自分の会社が立派になったとか経営が立ち直ったという経営者に出会った事が無い。それどころかなかなか良くならない人の話をよく聞きます。私の友人もその一人なのです。セミナーや勉強会で話を聞くだけでは知識はついても力(知恵)が付かないからだと思います。知識は勉強すれば誰でも得られるが、知識だけでは物事は解決しないのです。実践しなければなんの成果も得られません。
 知識は実践という行動によって力となり成果を生み出す。知識は万人に共通に与えられるが、実践という行動はその人の意思によってのみ可能になり、成果を得る事ができるものです。

「人はすべからく事上に在って磨くべし」
(人須磨在事上)と云う中国の言葉がありますが、その意味するところは実践を通して自分を磨けという事です。 良い話を聞くだけでは知識になっても力(知恵)にはならないし、自分も磨かれません。知識は実践を通して知恵となり、知恵こそが自信と勇気の元となり良い成果をもたらすのだと思います。

 経営セミナーなどに行けば良い話や立派な話は山程あるし、情報も山ほど有る。でも学んだ事を実践して自分を磨き知恵を身につける人は少ない。情報を活かす人もまた少ない。実践の伴わない知識は、所詮付け焼刃にすぎない。 経営者は経営の実践者であるわけだから、セミナー等で得た知識を一つ一つ日々の経営の中で実践し知恵として活かしたいものである。




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