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社長日誌 > 船中八策の巻頭言集 > 第13号テーマ:不景気で倒産した会社はない | |
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第13号テーマ:不景気で倒産した会社はない
例年、年始に今年度の景気卵ェについて評論家、政治家、各経営者と言われる人々が語られますが、今年も「景気に微かな兆しが見える」「今年後半には少しは明るさが見えるだろう」「このままの状態が続く」等々多種多論でした。経営の勉強会やセミナー、会合でもそれぞれ日本経済の行く末を論じていましたが、さてその結果は、今年の年末を楽しみにしたいものです。 最近は子供達もこの不景気を嘆いているようですが、今の日本、一億人の国民が不景気評論家となりました。戦後裕福に甘んじてきたこの国にとって、こんな経験は次の時代への教訓として良薬になって欲しいと思います。 昨年の企業倒産は2万社と言われます。倒産件数、金額とも過去最高と言われ、深不景気を象徴しています。本当に厳しい時代だと痛感します。世の中がこんなに厳しいのだからと「赤字でも会社が生き残っている事を良し」としている経営者がいますが、企業は利益を出す事が目的なのだからこの考えは間違いだと思います。 不景気の中、経営者の真剣な経営姿勢<や社員の厳しい営業努力、行動力、熱心な開発努力でこんな時代をよそ目に高収益を上げている企業も多くあります。倒産する企業より収益を上げている企業の数はずっと多いのです。企業倒産やリストラはマスコミ等で大きく報道されていますが、好業績の会社はあまり報道されていません。知らず知らずのうち不景気だからと自社が業績不振でも仕方ないと思っている人が多いようですが、本当の業績不振は経営者としての努力不足、勉強不足、気力不足にあると思います。 経営人間学講座の竹内日祥上人は「不景気で倒産した企業は世界中に一社もない。倒産は全て経営者の責任で起きている」と言われています。社長としての責任において昨年より更に利益の出る会社を目指して頑張らなければならないと思っているところです。 [背水の陣] 孫子の兵法に「水を背に、山を前に戦え」というのがある。有名な「背水の陣<」という言葉である。漢の将軍の韓信が趙との戦いで窮地に陥った時、一万二千の兵に対し川を背に陣を取らせた。敵の趙軍は漢軍のこの無謀な戦陣を嘲笑して一蹴せんと二叙怩フ兵をもって打って出た。しかし自らの退路を断った漢軍の戦闘力は凄まじく、趙軍は大敗した。 このような話は日本の歴史の中にもある。織田信長の桶狭間の戦い等もこれと似ている。人は一歩も後に退けぬ窮地に追い込まれると普段では出し得ない力(知力、体力、気力)が出るものである。「もう後が無い、考える余裕も無ければ策も無い。ただあるのは自ら前に進むだけ。」こんな時不可狽セと思っていた事が可狽ノなるという事がある。創業時は何事も「背水の陣<」であった。だからどんな困難も乗り越えて来られた。どんな苦しい時も言い訳をしないで頑張った。しかしいつの間にか危機感が無くなり「ぬるま湯の蛙」になって自らの危機に対処できなくなっている。社員だって業績の良い社員はいつも知力、体力、気力がみなぎり後に退かない「背水の陣」で戦っているが、業績の悪い社員はというといつの時代でも言い訳と愚痴が多いものである。 厳しい経営環境であればあるほど、何時も心の中に「背水の陣」を敷き、知力、体力、気力とフルに回転させ果敢に行動すべきだと自らに言い聞かせている。 |
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