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社長日誌 > 船中八策の巻頭言集 > 第20号テーマ:古典に学ぶ経営 | |
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第20号テーマ:古典に学ぶ経営
<世に伯楽あり、然る後に千里の馬あり>−世有伯楽、然後有千里馬− 「伯楽」とは、中国では馬の資質を鑑定する名人の事です。日本で言えば、馬の売買人の「馬喰」の名人の事をいいます。 「千里の馬」は中国の古典に登場する「一日千里を走る駿馬」で優れた馬の事をいいます。 昔、中国である男が自分の持っている駿馬を売ろうして、毎日毎日、馬市に行くが、いっこうに馬は売れません。男はこの馬には駿馬だから高く売りたいと思っていますが、売れないどころか馬に目を止めてくれる人もおりません。 そこで男は伯楽に行って「どうか馬市にいって私の馬の周りを廻り、去る時は後を振り返り見てください。謝礼たっぷりさせて頂きます。」と頼んだ。伯楽は、さっそく馬市に行ってその馬の周りを廻り、去りぎわにもう一度振り返ってその馬を見た。 すると伯楽が目を止めるような優れた馬であると言う事で、馬はあっという間に数十倍の高値で売れたという。この馬も、ただの男が持っていたのでは、ただの駄馬にしかすぎない。 「千里の馬」も伯楽がいたからこそ、その資質と価値が見いだされたのです。 企業は人なりと言います。優秀な社員によって会社は伸びます。しかし社員の能力を見い出し伸ばすのは社長の能力です。 どんなに優秀な社員がいてもその能力を見いだす力が社長に無かったら、その社員はただの駄馬にしかすぎないのです。経営者もややもすると自分の力に自信を持ち過ぎて、社員の能力を見い出してやれない事が多いようです。 社員からしてみれば、自分が能力を発揮できるのは、自分の能力を見い出してくれる経営者や上司に巡り合った時なのです。 このような意味でも、社長は社員の資質を見い出し活かす「伯楽」なのです。 どこの会社にも埋もれた「千里の馬」がいるものです。それを見つけ活かすのが社長の仕事と言えます。 「世に伯楽あり」、まず経営者が社員の資質を見い出す事のできる自らの資質を研く事である。 そうすれば「千里の馬」、優秀な社員も育つ事を教えてくれております。 <故きを温ねて新を知る>−温故知新− 今日こそ、歴史や先賢の生き方から学ぶのが良いのではないでしょうか。歴史や先賢の行き方は、幾多の困難や危機を乗り越えて来た生き残る為の普遍的な原理であり神髄であります。また処世のし方であり、知恵であります。それは人生(事業)の困難や危機に直面した時、どんな姿勢で臨んだらよいかを故事や諺、歴史訓として現代に伝えております。我々は、困難や危機に直面するとそれにどう対処したらよいかも分からず、ただ考え込んでしまったり、対応に時間がかかったり、時には対応を間違ったりすることがあります。また狭い了見で身の回りの情報に頼ったり、自分にとって都合の良い人に相談したりしますが、しかしここで得られる答えの多くは対症療法的方策です。 こんな時本当に必要なのは対症療法やハウ・ツウーの短絡的方策ではなく、困難や危機に望む姿勢、志その中にこそ根本的な解決の処方があるのです。それを教えてくれるのが幾百万年の歴史の中で培われた多くの先達の知恵、両親や祖父母が経験した人生の体験から生まれてきた知恵や処世術にあります。 故事や諺、歴史訓「故きを温ねて新を知る」この故事はあまりにも知られた言葉でありますが、これをもう一度噛みしめてみたいものです。 我々を取り巻く経営環境は、まだまだ厳しい。高水準の企業倒産、まだまだ続く地価の下落や売上不振、価格競争からくる利益率の低下、大企業のリストラによる中、どんな厳しい環境の中にあっても、それを乗り越える知恵や方法はあるものです。 それは、先賢や歴史はどんな知恵でどんな姿勢でどんな方法で乗り越えて来たかを学ぶ事にあると思います。 |
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