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第12号テーマ:苦難、困難をバネに
経営者の方々に会うと必ずと言っていいほど、厳しい、苦しいなどの言葉が聞かれます。競争が激しく、受注単価が低くなり利益がでない。取引先の倒産にあい不渡り手形をつかんだ、これ以上コストダウンの方法がない、こんな話でいっぱいである。苦しいのは俺だけではないんだなと思いながらも最近の経営環境の厳しさに、いいかげん嫌気がさす。でも経営はやめるわけにはいかない。経営をやめる時は人生をやめる時だと覚悟している。そんな決意で毎日を走っている。 苦難、困難は人間誰しも嫌なものである。何か救いの手があれば、ワラにもすがる思いで飛びつきたいという心境にもなる。こんな思いの経営者の多いことだと思うけれど、そんな救いの神様はいない。でも、これが自分を強くしてくれると思うと、これがまた苦難、困難の受けとめ方が変わってくる。経営は多かれ少なかれいろいろな苦難困難が待ち受けているものだ。ましてや今日の様な不景気の時は、苦難困難の連続である。たまったものではない。直視したくないし、この現実から逃げたい時もある。いやその方が多い。胃が痛くなるどころか食すら通らない事もあると聞く。(私はどんな時でもよく腹は減るしよく食べる)売上が減少、利益の減少。赤字になりはしないかと気が気でない。売上が減少し利益が減少するから当然資金繰りも厳しくなる。来月の資金繰りどころか今月の月末が心配である。こんなことの連続だ。 また社員の能力不足や危機感の無さに腹が立つ事もある。教えても教えてもわかってくれないし、やろうともしない。仕事のミスや雑な仕事、もうちょっと頑張ればできるのにやり残し明日に延ばす、そんな頑張りのなさに頭に血が上る事さえある。でもグッと我慢。ちょっと考えて自分の短気さに気がつき、反省する事もしばしばある。本当にストレスが溜まる。経営も人生も「七転び八起き」「苦難、困難」の連続の世界である。という事を何かの本で読んだことがある。本当に勇気を与えてくれる言葉である。 売上も利益も資金繰りも事業の将来も何一つ心配ない。そして社員も何の申し分なく良く働いてくれる。こんな経営があったら本当に楽なんだろうな。私には経験した事がないからわからない。困難や苦難がなかったら、経営も人生も楽しいのだろうか。事業は成功や失敗があるから成功した時の嬉しさがある。業績の厳しさがあるからやりがいがあるのだと思う。困難、苦難があるから経営は楽しいのである。それを乗り越える努力、挑戦する意欲の中に経営や人生の楽しさがあるし、醍醐味がある。こう思うと苦難、困難は有難く受け入れることができる。戦う力もでるし、生きる勇気を与えてくれる。 そして、なにより事業に対する目標と夢を失わなければちょっとやそっとの困難や苦難など乗り越える事ができると思う。肝心な事は、悲観したり愚痴を言わない事だと思う。悲観や愚痴は何も解決してくれないからである。 「苦難、困難にぶつかった時、それに立ち向かう姿勢でその人の真価が問われる」という話を聞いた事がある。こんな時代だからこそ、「困難、苦難をバネに強い経営者になりたい」と思っている一人である。 |
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