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第17号テーマ:筆無精
『筆無精』 新年になりましたが、昨年お世話になりました方々に心から御礼申し上げます。毎年の事ですが、年末の忙しさにかこつけて、電話一本の挨拶もせず失礼致しました。私は決して筆まめではなく、書く事が億劫で普段からあまり手紙を書いておりません。手紙や葉書を頂いた人に、何時も返事を書こう書こうと思いながら書かないでしまう事があります。手紙や葉書を頂く度に筆まめの人を羨ましく思います。気負わずに思っている事、用件をそのまま書けばいいのですが、言い訳ではないのですが、つい構えてしまい、筆が走らなくなるのです。そんな訳で、昨年12月中旬からのこの原稿も正月になってしまいました。 昨年は、人生の師匠であるピコイの近藤社長始め、多くの諸先輩、友人から人生の経営についていろいろとご指導頂きました。又多くの出会いを頂き多くを学ばせて頂きました。今まで学び実行していると思っていた事が、実は内容が浅く、とても実行と言えるものではない事にも改めて気づかされた年でもありました。 『経営者になれ』 「社長より経営者になれ。」というお話を聞きました。社長は会社を代表する人で、会社を作れば誰でも社長になれるが、経営者には簡単にはなれない。それは、経営者は社員を守り、経営のあらゆる状況においての判断力と決断力、そして決断した事はどんな状況にあっても断固として実行する実行力を持ち、会社を成長発展させなければならないからであると言われます。 昨年の暮れ、経営者漁火会の中村功会長から「経営者は理想も持ち、その実現の為に計画をしっかり立て、辛抱強く信念を曲げず、常に大胆に小心に精神的な指導力を発揮すべきだ。」という、阪急電鉄の創業者、小林一三氏の言葉を聞かせて頂きました。中村会長は、これは完全な経営者の姿だと絶賛されておりました。正に経営者とはこのような姿を言うのだろうと思います。 また「経営とは、社員、お客様、銀行に約束する事であり経営者はその実行者である。」というお話も聞かさせて頂きました。経営計画は社員と株主、銀行に対する約束であり、品質、納期を守る事はお客様への約束、そして支払いは仕入先へ約束である。良い経営をし、立派な会社にする事は経営者としての自分への約束である。今私は、自分はこの経営者の約束を果たせているのだろうかと自問しながらも、新たな約束を作り、その実行を心に決意し闘志を燃やしているところであります。 『社員教育の神髄』 この話も近藤社長から何回も聞かせて頂きました。「社長の仕事で最も大事な事は社員教育である。」何回聞いても何時も新鮮な気持ちで聞かせて頂いております。この話を最初に聞かせて頂いたのは平成7年、近藤社長からでした。それから毎月一回の社員教育は、昨年12月11日で53回目になりました。毎回7時間の研修ですが、研修を始めた頃と今では大きく変わりました。社員のやる気、仕事一つ一つに対する責任感、そして私を始め社員一人一人が仕事、人生に確かな確信を持つ事ができた事です。何よりも仕事に生き甲斐を持ち、いい人生をそして良い会社作りをしようという想いを共有できた事は大きい。やってみてその効果の大きい事に驚いています。 社員教育の大切さを教えて頂いた事に感謝しております。何事もやらないと結果が出ない。その結果が大きいか小さいかはそれにかけた情熱の大きさで決まる事もわかりました。「社員教育」によって社員を育てる。「初めから立派な社員なんかいないんだ。立派な社員は中小零細企業には来ないんだ。だから縁あって入った社員を手を取り足を取り教えるのだ。」それまで社員教育は手間がかかる、自分ではできないと思っていた私でしたが、今はこれが社員教育の神髄であると確信しております。 また、近藤社長から、「お母さんは、子供を育てる時同じ事を何回も教える。何回も何回も繰り返しできるまで教えるだろう。社員教育も同じだよ。社員教育とはこのようなものなのだ。」と教えて頂きました。ここまでやって初めて立派な仕事ができる一人前の社員になるのだと思います。こんな事も教えて頂きました。「一流の人は一流の訓練をする。お客様は一流の訓練のできている会社に集まってくる。」と。この言葉も心に響く言葉です。日頃よりの訓練ができていないのに、現場で良い仕事ができる訳がないのですから。 また「基礎のできていない者は上手にならない。社員に基礎を教えるのは社長である。」社長が基礎ができていなければ社員に教える事ができない。だから社長は勉強し実践しなければならないのです。みんな本当に含蓄ある言葉です。こんなに良い事を教えて頂いているのだから、良い話だったと終わらせないで、経営に人生に活かして成果を上げる事が師匠に対する弟子の努めであると思っています。 『50歳から』 昨年の10月、私は50歳になった。これから今までやり残してきた事への再チャレンジ、今年度の新規事業として取り組む、インターネットでのビジネスネットワーク「ぴこねっと」の構築を、20代30代の夢を持った若者の先頭に立って走って行こうと思います。インターネットの世界は奥の深い、時代スピードの速い、これから成長する分野であるだけに、夢のあるビジネスですが、競争の激しいビジネスでもある。それだけハイリスク、ハイリターンの事業でもありますが、今年は果敢に挑戦しようと思います。「50歳からが本当の俺の人生だよ。」と、自分を励ましながら正月返上で事業の開発に取り組んでいます。 |
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