社長日誌 > 船中八策の巻頭言集 > 第16号テーマ:自分を信じて | |
|
第16号テーマ:自分を信じて
何時まで続くともしれないこの景気。不況と言われて久しくなりますが、一向に明るさが見えません。「この状況が当たり前」とか「普況」などと言う人がいますが、私には気休めにしかならない。バブルよもう一度、とは言いませんが、少しでも先々に希望の持てる状況になって欲しいものです。政府やマスコミは弱いながら景気の上向き観を言いますが、どうも実感としてそんな事は感じられません。 政府やマスコミはマクロ、ミクロの経済統計や分析を基に発表するのでしょうが、中小零細企業にはピンと来ない。弱いながらの景気の上向き観は、大手企業が大リストラをした事による大量失業の中での業績の多少の回復としか思えないのです。光明は自らの手で創り出さなければならない事は分かっているのですが、早く光明が見えて欲しいものです。 先般、倒産110番の八起会会長、野口誠氏の記事を友人から頂いて読んだのですが、ここに登場する経営者の皆さんは、倒産した後になってから、もっと早く気がづけば、と反省しているのですが、「後悔先に立たず」とはこの事を言うのでしょう。この人たちの中には気が付いていた人もいたのでしょうが、それを見ようとしなかったのか、行動を起こさなかったでしょう。気付いても、何とかしなければならないと思いつつも何の手も打たず、行動もせず、事態の改善を待ち、時間だけを無駄に過した為に、事態は改善されるどころかますます悪化するばかりで、そして最期を迎えたというのが多いように思います。我々にいい教訓を与えてくれています。嫌な事、面倒な事、都合の悪い事はどうしても後回しにしてしまう。このような事は経営者に多いのではないでしょうか。 私は倫理法人会のお手伝いをしているのですが、倫理法人会の教本に「万人幸福の栞」という倫理のエキスを17ヶ条に要約された本があるのですが、その「万人幸福の栞」の中に成功という言葉が5ヶ所書かれております。これに気をつけ実践すれば成功するという事になるのですが、反対にこれらを軽んじたり怠ると何事も上手に行かなかったり失敗するという事になるのです。肝に命じたいものです。 1)「気付いた時、気軽に喜んでさっと処理する。気付くと同時に行う。」これが成功の秘訣、健康の秘法である。(第1条) 2)「目の前に来たあらゆる機会をとらえて、断固として善処する人、一度こうと目的を定めたら終始一貫やってやりぬく人。」これが世に言う成功者である。(第2条) 3)仕事そのものがすでに無情の喜び、無限の歓喜にみちて働く、そこに事業はおのずと成功し金銭は自然に集まる。(第11条) 4)「最初失敗する事、これは尊い月謝である。喜んで改めてとりかかる。」いつか大きい成功の栄冠に輝く。(第12条) 5)「開店の日のいきごみと、友人から寄せられた好意を忘れるから、少しの困難にも気をくじかせる。」終始一貫と言う事は成功の秘訣であるがこれができないのは皆本を忘れるからである。(第13条) 社団法人倫理研究所「万人幸福の栞」抜粋 要するに成功する為には(失敗しない為には)この五つを実践する事にあるという事です。 八起会の記事に登場する経営者はこの事ができていなかったのではないでしょうか。 気付いたら即行動する。決めた事はできるまでやる。一度ぐらいの失敗でくじけない。人の恩を忘れない事、創業の精神を持ち続ける。何よりも仕事に喜びを感じながら働く。 つまるところ、成功は高度の経営技術でもなければ難しい哲学でもない。ごく当たり前の事を(5つの成功の言葉の意味する所)当たり前(当然のごとく)に実践するにある。いろいろ勉強する機会が多いのですが、学んだ事を知識で終わらせず自分の実践力、実行力を信じ果敢に行動する事を決意する次第です。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
日本ねっ島 |
郷土料理 |
おやつ・おかずレシピ |
社長日誌 |
会社案内
|
Copyrights ©2024 PICONET,Inc All Rights Reserved |